早稲田大学の推薦入試

多様な入試制度の中から選ぶことができる

早稲田大学では非常に数多くの入試制度が実施されています。
推薦入試だけを見ても「自己推薦入試」「AO方式等による入試」「公募制学校推薦入試(FACT選抜)」「主として外国学生・帰国生を対象にした入試」とさまざまです。

中でも人数が多いのは「自己推薦入試」で、これは高校時代にその生徒が行った活動全般をもとに評価をつけ合否を判定します。
選考の基準になるのは高校在学中の成績を含む書類審査と面接、さらに小論文を実施します。
自己推薦入試を実施しているのは教育学部、社会科学部、スポーツ科学部の3つです。

もう一つの推薦方法としてすっかり定着してきたのがAO方式等による入試です。
こちらも同じく書類審査と筆記試験、面接を組み合わせて合否判定をしていくことになっており、実施している学部や学科により選抜に必要な基準が少しずつ異なります。

AO方式等による入試を実施しているのは政治経済学部、創造理工・先進理工学部、スポーツ科学部、国際教養学部です。

更に公募制学校推薦入試(FACT選抜)という方法もあるのですがこれは人間科学部にのみ実施をされている方法です。
こちらは少し特殊で、人間科学を学ぶにあたり必要とする「5つの力」を総合的に判断するという基準が掲げられています。

長い歴史による独特の文化を求める

早稲田大学は1882年(明治15年)に大隈重信が創設した大学です。
当時は東京専門学校という名称でしたが、のちに大学として再編されることとなり以降日本の文化人や政治家、財界人、芸能人を多く輩出してきました。

地方出身者にとっても早稲田大学に入るということは憧れの一つであり、卒業をすることにより太い学閥による人脈を得ることができます。

なお一般向けの推薦入試とは別に、全国にある高校に特定の枠を振り分ける「指定校推薦」という方法もあり、早稲田に入学をしたいということを目的に高校選びをするということも十分に可能です。

指定校推薦は人気の政治経済学部や法学部、文学部や商学部などかなり多数の学部学科で実施をされているので事前にどの学校にどのくらいの枠があるかということは調べておいた方がよいかもしれません。

指定校推薦は一般向けに公表されておらず高校に直接振り分けがされるようなのでそのあたりの情報をどう掴んでいくかということも一つのポイントになります。

ちなみに早稲田大学は学部学科によってかなり異なる場所のキャンパスに通学することになります。
最も有名な新宿区早稲田にあるキャンパスは主に文学部系の学科が集中しており、理系学部は埼玉県所沢キャンパスとなっています。
場所により全く雰囲気が異なるのも早稲田大学の面白いところです。