大学受験ディアロの特徴は?指導方針まとめ

Z会と栄光ゼミナールが共同で作った大学受験対策塾

「ディアロ」はここ最近にできた学習塾の中でも、特に急進著しいところです。
名前そのものは、まだ設立からの時間が短いのでそれほど全国的に浸透しているわけではないのですが、実績は非常に高く、現在もどんどん大手を食う勢いで成長しています。

というのもこの「ディアロ」はもともとは通信教材大手のZ会と、個別指導で有名な栄光ゼミナール、それに英会話教室のシェーン英会話の3つの会社が、それぞれノウハウを出し合って作られた塾だからです。

それぞれの強みを活かした新たな教材は非常に評判が高く、今時の受験生の要望にピンポイントで応えてくれています。

近年の受験講座の中心となっているのが「動画授業」で、遠隔地や時間がずれた場合であっても自分のペースで授業に参加をすることができる利便性が、多くの受験生に選ばれています。

2016年からスタートしたディアロもそのことを強く意識しており、映像を活かしつつも学習塾での対話を体感できるよう、細かく学習プランが作られているのです。

言い換えるなら、単なる「通信教材」でもなく、実際のスクーリングによる「予備校」でもない、全く新しい方式の学習塾であると言えるでしょう。

3社の強みを加えることによる授業形式

どのように3社の個性が生かされているかというと、まず一番の特徴と言えるのはZ会の教材をもとにした映像授業です。

Z会は日本でも最大手の大学受験向けの通信教材の会社ですので、そのテキストをもとに短い時間で要点を理解できる授業構成をしています。

スクーリングを中心とした予備校の場合、合格実績はその時々に在籍している講師の教え方に依存することが多く、その人の授業であるかどうかということが最も重要なポイントになりがちです。

ですがテキストベースにした授業の場合、講師によって授業の質にばらつきが出ることが少なく、自宅での学習も一貫して行うことができやすくなります。

そして次に特徴的なのが、そうした教材に「対話」を導入しているという点です。
通信教材ではどうしても学習方法が一方的なものになりがちですが、そこに栄光ゼミナールが蓄積した少人数指導でのノウハウを活かしています。

映像を見ながらの授業においても、対話方式として成立しているのはこの栄光ゼミナールでのメソッドが導入しているからで、自然と通常の授業に参加しているのと同じような感覚で学習を進めることができます。

対話方式のよいところはただ覚えて終わりになるのではなく、その確認作業を頭の中でできるということです。

そのため単元ごとに覚えたことを取りこぼすことなく、その後の長い勉強期間において応用ができる形で残すことができます。