明治大学の一般入試

自由な学風で自律的な学生が多い明治大学

明治大学は「MARCH」の最上位の学校として、最も人気と存在感を備えています。
明治大学の前身となったのは1881年(明治14年)に設立された「明治法律学校」で、当時より早稲田や法政と並ぶ日本でも有数の法律の専門家を輩出する学校でした。

かつては都内のバンカラ校としてマッチョっぽい雰囲気もありましたが、最近ではそうした強引な男性文化気質はかなり柔らかくなっており、いい意味での普通の学生が多くキャンパスに見られるようになりました。

特徴的なのが都内にある私立校の中でトップクラスの受験者数を誇っているということで、第一希望者だけでなくより上ランクの大学を受けつつ明治もすべり止めにしておくという2つの層からの支持を受けています。

毎年かなりの人数が全国から受験をしており、多い年では募集要項で掲げる人数の約20倍くらいになってしまうこともあります。
しかしそのあたりは大規模な私学校にありがちな数字のマジックで、実際には募集人数の数倍多く合格させているということも珍しくありません。

ですので定員の20倍の応募者に対して、実際には定員の5倍の人数が合格になるので実質的には4倍くらいの倍率でしかなかったというようなこともあります。
倍率だけを見て「これは無理だ」と決めつけるのではなく複数の試験方法を積極的に受けて諦めずに合格を目指してもらいたいところです。

全学部統一入試・個別入試・センター入試の三種類

明治大学では一般入試制度として「全学部統一入試」「個別学部入試(一般入試)」「センター試験利用入試」の3つを実施しています。

まず「全学部統一試験」では毎年全国主要都市で同日に実施をしており、大学内全10学部に同時にエントリーをすることができるようになっています。

対象となるのは全ての学部なので推薦で希望する学部がなかったという人もこちらを受験することで最初のチャンスが巡ってきます。
ただし併願方法には制限があり、一例としては法学部を受験する人が同じ試験で理工学部を受けることはできません。

また同一学部内で複数の学科や専攻を併願することもできないこととなっているので、理工学部を受験する人が機械工学科と応用化学科を両方受けるといったことはできません。

試験科目は「外国語」「国語」「数学」「地理歴史」「公民」「理科」となっているのでこれらの中から自分が受けたい学部学科が指定するものを選んで受験します。

一般入試の場合には試験日程もバラバラになりそれぞれの試験内容も異なるので、それぞれが別に募集している日程で順番に受験をします。
センター試験利用入学試験も全学部で実施をしているので、複数の受験科目方式から選んでセンター試験を申し込みます。