法政大学の一般入試

全15学部のマンモス校になった法政大学

法政大学の大胆なイメージチェンジ戦略の一つとして、個性的な学部設置があります。
現在では全15学部にまで増え、創設期よりあった学部と変わらず人気の高い学部として全国から学生を集めています。

一応は大学の名前にもなっているように法学部と経済学部が看板学部ということになるのでしょうが、在学中の学生に尋ねても特にその学部にいる学生に一目置いているというようなヒエラルキーは存在しておらず、学生同士のつながりは概ね良好のようです。

ただし「MARCHでは最下位」といったよくないイメージを完全に払拭することができないというのも現状のようで、ほとんどの学生が第一志望で入ってきておらずすべり止めで不承不承学校生活を送っているというようなコンプレックスもあるようです。
今後はそうした学生のモチベーションを学校側がどのように高めていくことができるかということが大きな課題と言えそうです。

しかし一方で法政大学は非常に教授や講師の誘致に熱心であり、その学問分野では第一人者として活躍している人や、テレビなどでもおなじみの研究者が在籍していたりということが特長です。

これから法政大学への受験を考えるなら、そうした有名教授がいる学部を重点的に狙ってみるという方法もまたよいのではないかと言えます。

人気の高い文系学部への受験対策

法政大学には都内に3つのキャンパスがあり、学部により通う場所が異なります。
最も有名なのが市ヶ谷キャンパスで、法・経営・文・国際文化・人間環境・キャリアデザイン・デザイン工・グローバル教養の学生が利用します。

次いで経済学部や社会学部のための多摩キャンパス、理工系学部のための小金井キャンパスという3つの場所からなっています。

この3つのキャンパスで最も法政らしい特長があるのは市ヶ谷キャンパスで、古くからの学部と新しくできた目玉学部が置かれていることから活気もあります。

入学後市ヶ谷キャンパスとなる文系学部の受験科目で共通しているのが「T日程」と「A方式」の2つで、これらはどの方式にするかによって試験日や試験方式が異なります。

法学部を例にすると、T日程では試験科目は「英語」」と「国語・数学のうち1科目選択」であり、A方式にすると「英語」「国語」「世界史・日本史・地理・政治経済・数学ⅠⅡABから1科目選択」というふうに変わります。

最も大きな違いはT日程は全学部統一の試験となっており、同じテストで複数の学部学科を受験することができるという点です。
また試験会場は都内のキャンパスだけでなく、札幌や仙台、新潟、金沢、長野、名古屋、大阪、広島、福岡でも可能となっています。